ティルナノグという世界について
世界樹が支える円盤状の世界――とされているが、明確な地理は明らかにされていない。
世界樹によって支えられ、自然豊かな風土の中に人々は暮らしている。 おもな移動手段は馬、もしくはそれに順ずる動物。 |
世界樹について
世界の根幹を支えると言われている大樹であり、この世界を創り上げた神々の住まう地。
張り巡らされた根の上に大地と海があり、天高く広げられた枝葉そのものが空であるとも言われている。 世界樹が滅びればそれは即ち世界が滅びるのと等しく、その存在は神々の手によって世界のどこかにひっそりと隠されているという。 |
精霊について
《時渡りの民》は総じて、《卵》を抱いて生まれてくると言われている。
だが、実際に《卵》を持って生まれてくるわけではなく、《時渡りの民》が生を受けると同時に、世界樹の根元の『うろ』の部分に《卵》が現れていることから、そう言われているだけの話である。 その《卵》の中に、精霊が眠っており、《時渡りの民》の誕生と同時期に生まれた《卵》がそのまま与えられる。 《時渡りの民》と精霊は一心同体で、ひとつの命を共有していると言っても過言ではない。 いわば、精霊は彼らの心臓であり、彼らもまた、精霊にとっての心臓ということである。 精霊は主に万物――自然界の力を操ることができる。 例えば火を起こしたり、風を起こしたり、雨を降らせたり、花を咲かせたり……といった様々な能力を持つ。 その力は各々の精霊ごとに異なり、母体とも言える《時渡りの民》の性質及び性格などに左右される。 |
《時渡りの民》について
世界樹の元で、精霊とともに暮らす一族。現在の長はベルメール・フィラ・ティオラータ。
その多くが成人と共に島を離れ、世界を旅している。 旅の途中で島に帰る者もいれば、そのまま帰らない者もいる。 現在島に残っている《時渡りの民》は、約30名ほど。 長い時の中で一族同士での婚姻を繰り返してきた結果、《時渡りの民》としての血が濃くなりすぎたため、総じて子供が生まれにくい(もしくは育ちにくい)体質であると共に、寿命が短くなっている。 平均寿命は40〜60歳代。 |
食べ物について
メルル:ヤギみたいな動物。家畜としては一般的。乳を搾って飲んだりシチューにしたりチーズにしたり。
パタージェ:ポタージュ(pottage)の読みを変えたもの。 シィズ:主食。小麦粉のようなもので、パンにして食べる。 ポルタ:芋のような食感の黄色の実。蒸すと赤くなる。皮は硬いが中の実はやわらかい。 コルン:とうもろこしのようなもの。甘くて黄色い。 ベジル:人参のようなもの。 アニオン:たまねぎのようなもの。 |